「はきものをそろえる 世界一簡単な成功法則」を読んでみた

photo credit: New Pair of Kicks via photopin (license)
はじめに
いつものリハビリ関係の本ではないのですが、今月読んだ本の中でとても良かったのでご紹介します
この本は実はうちのステーションの所長が2年前ぐらいに読んでみたら、とススメて頂いた本になります
取り敢えず買ってみたのですが、忙しさにかまけて机の上にほったらかしとなっていました(^_^;)
そろそろ読まなければ机も片付かないということで読んでみました
読んでみた感想
自己啓発本なのですが前半は小説になっていて楽しめながら2時間もかからず、すんなり読めました
本の内容は「幸せになるためには動きなさい」 というぼくの好きな哲学者のアランの考え方に非常に近いものを感じました
要するに「はきものをそろえる」という「とっても小さな行動」が自分や周りを幸せにしますよ、っとアランの「幸福論」とはまた別の形で具体的に書かれています
ちょっとやってみよう!という気にさせてくれる良著です
またこの本の中には 「人間はやる気になってからやるよりもやっているうちにやる気が出てくる生き物 = 作業興奮 」についての記載がありました
この部分は特に普段のリハビリの仕事に関連付けて考えさせられました
特にぼくが普段しているパーキンソン病の方用の運動療法(LSVT BIG)っていうものがあるのですが
あのきっ~ついLSVT BIGの運動プログラムを患者さんがやり遂げるには、患者さんのモチベーションを維持するのが大変です
セラピスト側からの働きかけも大切なのですが、あの決まりきったパターンの運動(最大日常課題)を患者さんが繰り返し行う中で、患者さんの中からもモチベーションが生まれてくることもひょっとしたらあるのではないか、ということに今回この本を読んで気付かされました
この本を読んで、次にプレゼンしようと考えている接遇関係のことやLSVTのことやアランなど色んなものに示唆を与えてくれました
著者の清水氏、ススメてくれた所長ありがとうございました
どこかのだれかの参考になれば嬉しいです
頑張っていきまっしょい!
おすすめ本関連リンク
【リハビリ以外】
・久々に「D-ブリッジ・テープ」を読んでみた!
・『アラン「幸福論」の読み方』
・患者さんのモチベーションを上げるために「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」
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【リハビリ関係】
・「運動療法エビデンスレビュー」お勧め!
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・「非特異的腰痛の運動療法」(荒木秀明 著)を読んでみた
・「段差」は転倒の原因ではない?「高齢者の転倒予防ガイドライン」
・「脳を鍛えるには運動しかない!」,「トレーニングをする前に読む本」
・「呼吸理学療法標準手技」
・「筋機能改善の理学療法とそのメカニズム」
・サルコペニア「リハビリテーション栄養ハンドブック」
・「はじめての研究法―コ・メディカルの研究法入門」・「4Steps エクセル統計」を読んでみた
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・「読む肺音 視る肺音 病態がわかる肺聴診学」を読んでみた
・「看護の現場ですぐに役立つ モニター心電図」を読んでみた***⑦
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