介護予防推進リーダー研修
はじめに
去年まで理学療法士はDrから指示を受けないと理学療法を行うことはできませんでした
しかし、ある先輩から聞いた話によると半田会長(理学療法士会会長)の頑張りで、介護予防の分野については医師の指示なしでも理学療法が行える、という文言を厚労省からゲットされたそうです
これが会長がゲットした文言です(平成25年11月27日厚生労働省医政局通知)
また医療保険および介護保険のリハビリ単価は、近い将来更に引き下げられると思うので、介護予防分野というのは希望のもてる分野の1つと思っています
介護されないような身体機能的な「若さ」を求める高齢者は増えると思いますし、その「若さ」のためなら「保険」を使わず「自費」でも求める高齢者は確実にいると思います
上記の理由で、ぼくは最近まで協会関係の資格には殆ど興味はなかったのですが、今回はこの研修を受けてみようと思いました
話を研修に戻しますと、今回の研修を受けるには幾つか条件があったのですが、ぼくの場合は運良くケアマネの資格を持っていたのですんなり参加できました
ケアマネ資格を持っていて良かったと感じる数少ない機会です(・_・;)
研修を受けるための条件については理学療法士協会の以下のサイトを参照下さい
研修会場
会場は西条の総合福祉センター
研修会場の建物はとっても綺麗です
近くにある図書館も小洒落ていました
研修内容 と 受けてみた感想
研修内容はぼくが思っていたのとは全然違うもので「理学療法士が市町村の介護予防事業にいか食い込むか」といった何だか営業技術的なものでした
ぼくは研修では介護予防分野での最新の知見だったり、具体的な評価・運動療法などを詳しく教えてもらえるのかなと期待していたんですけどね
残念(´ω`;)
ちなみに今回の研修ではロールプレーイングで行政役の方に介護予防事業で、PTが営業する(理学療法を売り込む)というシーンがありました
ぼくが売り込むPT役をするチャンスがあったのでやらせていただきましたが、相手が望んでいるものを把握した上で、PTとしての強みは何なのか、どんなことが出来るのか、どんな事が予測され、行政はどんなメリットがあるのか、などを分かりやすく説明して、納得してもらう難しさにかなり苦しみました
PTとはどんなものかということぐらいは、普段臨床で患者さんやご家族、他職種の方に説明することはあるのにね
いつもと違う場面で頭の中で何となく思っていることを、急に言語化する必要に迫られテンパッてしまいました(・_・;)
結構な経験年数ですが身についてないと痛感させられる出来事
今回の研修は具体的な評価や運動療法などを教えてもらう事はなかったのですが、理学療法士である自分を振り返るいい機会にはなりました
具体的にいいますと理学療法士は、障害や疾病を持つ方に対して、安全に効率よく運動を指導できるプロフェッショナルであり、それが「健康な方」を対象とするスポーツトレーナーや健康運動指導士の方々との大きな違いであり強みである、ということですね
今回の研修を企画して頂いたスタッフの方々、グループワークで色々フォローしていただいた皆様、ありがとうございました
終了後いただいた修了証書
どこかの誰かの参考になれば嬉しいです
がんばっていきまっしょい!
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関連リンク
(ぼくがした講義・スライド)
・転倒予防がなぜ重要なのか?(訪問看護師さん向けの転倒予防の講義①)
・転倒の原因を考える(訪問看護師さん向けの転倒予防の講義②)
・転倒予防にオススメの運動 (訪問看護師さん向けの転倒予防の講義③)
・地域住民の方に転倒予防の講義をしてみた!(地域住民の方向けの転倒予防の講義)
(講義・スライドの元ネタ)
・転倒予防①(転倒が寝たきりの原因となる理由、訪問看護・リハビリ と 転倒)
・転倒予防②(転倒の原因、「段差」は転倒の原因ではない?)
(その他)
・法人リハビリスタッフ向けに「転倒予防」の講義をしてみた!(来月の告知あり)
・第43回リハビリテーション特別研修会(介護予防推進リーダー士会認定事業)
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