環境調整の時にipad はかなり使える!(ipad mni, LINE Brush Lite, KMC-36C)
環境調整が重要である理由
photo credit: Measure up via photopin (license)
回復期病院などで毎日リハビリをする時間がある程度確保されている場合はいいと思いますが、 訪問リハビリの場合は1週間に1時間の場合が多く、下手をすると2週間に1時間しかない事があります(・_・;)
患者さんに直接アプローチできる時間は本当に少ないです
でもね
患者さんが動きやすい環境を整えること(環境調整)でぼくの代わりに環境が24時間アプローチしてくれるんです
患者さんが動きやすくなると日常的な活動量が増え、身体機能やADLの改善が期待できる訳
また身体の機能(筋力・筋持久力・運動耐応能など)など、リハビリの効果が出るまで時間がかかるのが普通です
でも環境を整える事でトイレが使えなかった人がすぐ使えるようになったり、自分で移動がすぐに可能になったり、あるいは介助されているご家族の介護負担がすぐに減ったりというと即効性があるんですね
患者さんの「できるようになりました(o´∀`o) 」や、家族さんの「楽になりました(o´∀`o) 」という笑顔をすぐに頂ける事もあるんですね
これはたまらん訳です
なので、ぼくら理学療法士は手すりや座面の高さ1cmにもこだわるぐらい環境調整を重視しています
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環境調整の実際
では実際に環境調整する際についてです
まずは患者さんの家にいく前の下準備として、家の情報を本人や家族さんから聴いておき、患者さんの身体の機能やADLからこのあたりが問題になるんじゃないか? と予測を立てておきます
そして絶対に見なければならないポイントを優先順位をつけて3つぐらい決めておきます
お宅を訪問した時に「ココ見せて下さい!」と頼む訳です
行ってから考えるでは遅いですよ
そして実際にお宅を訪問して問題となる環境についてメモをとりつつ検討していくですが、素早くメモしないと見るべき所が観れなくなってしまいます(・_・;)
結構時間は限られているんですね
その際にipadを使うと素早くメモをとれるので、その方法を今回紹介したいと思います
ipadを使って環境調整の際のメモをとる方法
今回は廊下の幅を測るという具体例で説明します
ぼくは計測した数字はノートには書かず、ipad で写真を撮りその画像に直接書き込む様にしています
あとから他のスタッフや患者さんに説明する時にも便利
自分の思い違いも極力排せます
iphoneでもできない事はないですが画面が大きいのでipadがおススメ
これを起動させるとこんな画面になります
画像に書き込めるようにするため① → ②と操作していきます
このメジャーは片手で測れるのでオススメです
延ばしたら勝手に止まってくれるのでipadを持ちながらでも便利
やっぱり百均とは違います
どうです
わかりやすでしょ
まとめ
またこの画像は簡単にプリントアウトすることができるため、患者さんの許可が得られれば他の事業者さんにこの画像をプリントアウトしたものを渡す事ができます
例えばデイケア・デイサービスを利用している方の場合、「家の中でこんな環境なのでデイサーピスで●●してください」とより具体的に担当者の方に伝える事も簡単にできるんですね
訪問看護師さんや訪問リハビリのセラピストの方の参考になれば嬉しいです
どこかの誰かの参考になれば嬉しいです
がんばっていきまっしょい!
⇒ ipad mini2 と 頑丈なケース を買った記事はコチラ
⇒ ipad pro10.5 と 頑丈なケース を買った記事はコチラ
【2019/06/03 追記】
この記事で紹介していた『LINE Brush Lite』というアプリがituneストアからなくなってしまったので、今回はこれに代わるものとして『Notability』というアプリを紹介します
このアプリ上でノートに写真を貼り付け、その上に文字を書いたりする事ができます
しかも直線も長押しで簡単に引けるので『LINE Brush Lite』よりも便利です
実際に手すりをつける場所で写真でとり、手すりの位置を直線で書いてあげると、本人やご家族も分かりやすいと喜んでもらえる事もありました(ちなみに後からケアマネや業者さんに説明する時も喜ばれます)
しかもアプリ上でPDFなどにしてメールで送る事もできちゃいます
またこのアプリは、メモ書きをしながらも録音する事ができる便利な機能があるので、カンファレンス後に音声の再確認をする事も可能
ステーションに戻って報告書などを書く時に、後からそういえば何ていっていたっけ? と思うような事はないですか?
メモを書いたタイミングで音声も再生されるので後から確認しやすいのも非常に助かっています
【追記 終わり】
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